自宅でできる筋トレ!大きい筋肉から鍛えて基礎代謝アップ!

筋トレ

基礎代謝と筋トレと。

筋肉は何もしなければ年齢と共に衰えてしまいます。
実はこれが肥満のきっかけになっていることもあるのです!

そのカギを握るのが「基礎代謝(きそたいしゃ)
年齢とともに訪れる「中年太り」を回避するためにも、基礎代謝アップにとりくみましょう!!

基礎代謝とは?筋トレによる効果

私達は何もしていない状態(安静時)でも、呼吸をしたり心臓を動かしたり、体温を維持したりと、生きるために最低限必要なエネルギーを消費しています。
これが基礎代謝です。

基礎代謝は1日の消費エネルギー量の60~70%で、そのピークは10代、それ以降は加齢とともに低下していきます。

基礎代謝量が多い人は、少ない人よりカロリーを多く消費できるので「太りにくい」と言えます。
基礎代謝量は筋肉量に比例するので、筋肉量を増やすことが基礎代謝アップ、ひいては「太りにくいカラダ」の実現にむけての大きな一歩となるわけです!

大きい筋肉から鍛える!

基礎代謝を効率よく上げるためには、筋肉量を増やすこと、特に大きな筋肉を中心に鍛えることがポイント!
大きな筋肉とは、背中(広背筋)胸(大胸筋)お腹(腹筋)太もも(大腿四頭筋とハムストリング)お尻(大殿筋)などが代表的です。

今回は、その中からお腹、背中、太ももを鍛える3つの筋トレをご紹介しましょう。

1.腹筋

あお向けに寝た状態で両膝を90度に曲げる。両手を太ももにそえて、4つ数えながらゆっくりと上体を起こす。この時、可能なら両手が膝に届くように、また肩甲骨が床から離れるぐらいまで起き上がる。その後4つ数えながらゆっくりと下ろす。
(上体を起こしてから元に戻すまでが1セット)

クランチ

2.背筋

四つん這いの姿勢を作る(両手は肩の真下、腰の真下に両膝をつき、背中が曲がらないように、またお腹が下がって腰が反らないように気を付ける)。
肩の位置はそのままに、右手を前に、左足を後ろへまっすぐ伸ばし足が上がりすぎると腰が反るので要注意!)、5秒間キープする。
ゆっくり戻したら、次は左手を前に、右足を後ろへ伸ばし同様に行う。
(左右行って1セット)

バードドッグ

3.スクワット(太もも、お尻)

椅子の前に足を肩幅に開いて立つ。
手は胸の前で組み、お尻を後ろに突き出すように腰をゆっくり下ろす。
立ち上がる時もゆっくり立ち上がり、立ち座りを繰り返す。
(座ってから立ち上がるまでが1セット)
※座る時は、膝がつま先より前に出ると膝に負担がかかるため、お尻を突き出す姿勢を意識します。

スクワット

どの筋トレもまずは3セットを目標に行い、慣れてきたらセット数を増やしてみましょう。
ただし、無理は禁物ですよ!

筋トレの頻度と注意点

筋肉が疲労した状態から回復するには、だいたい48~72時間かかると言われています。トレーニングは毎日行うのではなく、週に2~3日行うのが理想といえます。

筋トレで注意したい3点

また、下記のことに注意して安全に行いましょう。

1.息を止めない

力を入れると息が止まり、血圧が上がりやすいため、力を入れる時に息を吐くことを心がけましょう。また、数を数えながら行うと自然に呼吸ができるためおすすめです。

2.正しいフォームで行う

間違ったフォームで行うと、筋肉だけでなく、関節や骨にも負担がかかり、ケガや故障の原因につながります。どの筋肉を鍛えるトレーニングなのかを意識しながら、正しいフォームで行いましょう。
また、筋トレの前後にストレッチを行って筋肉をほぐせば、筋肉痛の軽減にもつながります。

3.治療中の疾患がある人、健康上に不安がある人は医師の指示に従う

筋トレもウォーキングやその他の運動と同じく、継続することが大切!
基礎代謝を上げて、太りにくいだけでなく、筋力低下を予防して、動きやすく疲れにくい体にもつながります。行う曜日や時間を決めて、無理なく取り入れてみてくださいね。


【参照文献】

スポーツトレーニングの基礎理論 横浜市スポーツ医科学センター編【西東社】

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