ベストなタイミングで効果的にとり入れる!コーヒー大百科

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コーヒーを毎日愛好している皆さんの中には、気が付くと無意識にまた一杯、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コーヒーにはさまざまな体によい働きも知られています。
今回は、コーヒーの健康づくりに役立つ働きと、その働きを上手にとりいれる飲み方についてご紹介いたします。

コーヒーのここがスゴイ!

コーヒーのカラダによい働き

コーヒーと言えばまずカフェインが思い浮ぶかと思いますが、実はカフェイン以外にも、コーヒーの特徴的な成分として、ポリフェノールがあげられます。
なんと、コーヒーには赤ワインに匹敵する量のポリフェノールが含まれているのです!
(食品100gあたり、赤ワイン230㎎コーヒー200㎎

ポリフェノールは、体や血管の老化から身を守る抗酸化物質の一つで、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれています。

このクロロゲン酸カフェインの働きにより、コーヒーには次のような効果が期待されると言われています。

  1. 眠気覚ましや、集中力を高める。
  2. 運動能力の向上、運動時の脂肪燃焼効果をアップする。
  3. 血液をサラサラにし、動脈硬化や心筋梗塞を予防する。
  4. 糖尿病の発症リスクを減らす。
     ※ただし、すでに糖尿病を発症している人は、カフェインが血糖値を上げるという報告もあるため注意が必要
  5. アルコールによる肝機能低下を予防、肝臓がんの発症リスクを減らす。
  6. コーヒーの味わいや香りによるリラックス効果。

これだけ多くの健康効果が期待できるとは驚きますね!
近年、コーヒーに関する研究が国内外で進み、さまざまな体によい働きが知られるようになりました。

砂糖をたっぷり入れて飲んだり、甘い缶コーヒーを飲んだりしてしまうと、血液サラサラ効果や糖尿病の予防にはつながりません。できれば、ブラックにできるとよいですね。

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たくさん飲めば飲むほど効果が高まる訳ではないため、適量を知っておく必要があります!

コーヒーの適量と注意点

コーヒーの適量は1日3~5杯程度と言われています。
海外では、1日あたりのカフェインの最大摂取量を設定している国もあり、成人で1日400㎎未満。1杯あたりのカフェイン量を約80㎎とすると、5杯程度までとされています。

ポリフェノールの理想的な目安量は1日1000~1500㎎以上。コーヒー1杯あたりのポリフェノール量は300㎎程度含まれていることからも、やはり3杯~5杯が目安になります。

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ただし、健康効果の高いコーヒーですが、飲む時間帯によっては注意も必要です!

1.空腹時

カフェインには胃酸の分泌を良くする働きがあります。
元々、胃酸の分泌が多い傾向にある方は、空腹時にコーヒーを飲むと、胃酸によって胃の粘膜を痛める可能性もあるため注意が必要です。

2.就寝前

カフェインには、目覚めを良くしたり、眠気を覚ますメリットがある一方、寝る前に飲むと、寝付きを悪くしたり、睡眠の質を悪くするというデメリットもあります。
カフェインの分解には時間がかかり、血液中のカフェインが半分になるには、約4時間かかるとか・・・。

夜はカフェイン入りのコーヒーは控えた方がよいでしょう。
どうしてもコーヒーが飲みたい場合は、カフェインレスコーヒーを飲むという選択肢もありますよ。

コーヒーはいつ飲むべき?効果を最大限に生かす飲み方

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1.昼食後昼寝の前に飲んで頭スッキリ

仕事中や勉強中、睡魔に襲われた時にコーヒーを飲む方も多いかもしれませんが、時すでに遅し?
実はカフェインが脳に届くまでに、20~30分かかると言われています。

例えば、昼食後すぐにコーヒーを飲んで15分~20分ほど昼寝をしておく。そうすれば、起きる頃にカフェインが効き始め、午後も眠くならずにすっきり過ごせるため、仕事や作業に集中できますね!

2.運動1時間前に

ダイエットを目的に運動するなら、運動する1時間くらい前にコーヒーを飲むのがおススメ。

運動によって脂肪が燃焼し始めるタイミングで、カフェインも血液中でピークになるため、脂肪燃焼効果を高めることが期待できます。

3.飲酒後もしくは翌日の朝

コーヒーには、アルコールによる肝機能の低下を抑える働きがあることから、お酒を飲んだ後にもコーヒーがおススメ!睡眠への影響が気になる場合は、カフェインレスコーヒーを選ぶのも一つです。
または、飲酒後ではなく、翌日の朝にコーヒーを飲んでもいいですね。

ただし、コーヒーに肝臓を保護する働きがあるとは言っても、アルコールの適量を守ったり、休肝日を設けたり、まずは飲酒をコントロールすることが大前提!そこは頭においておきましょう。

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まとめ

コーヒーをベストタイミングで飲めば、眠気覚ましや仕事の効率アップにもつながりそうですね。
インスタントコーヒーは手軽で便利ですが、時にはドリップコーヒーで、いつもと違った味や香りを楽しむなど、変化を持たせてみるのはいかがでしょうか。

【参照文献】
全日本コーヒー協会 コーヒーと健康
http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/health/page/2
ネスレホームページ コーヒーと健康
https://www.nestle.co.jp/nhw/coffee
厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

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